2.10 孤独と不安が洗い流されて結果、立ち向かう勇気が湧いた夜
夜。渋谷へ繰り出す。
つい先日入会した病気関係の団体のイベントが都内で行われるということで、参加してきました。
知り合いが誰もいないところに1人で飛び込むには勇気がいる。場所を確認し、勇気を持って扉を開ける。20人前後人がいた。
取り敢えず受付を済ませ、中へ。
「どこに座るべきか。」
周りの様子を伺いながら、30秒程度考え、勇気を振り絞って、隣の女性に声をかける。
「お隣空いてますか。」
「空いてます。大丈夫ですよ。」
と言われ、ほっとして座る。
自分が着席した後もどんどん人が入ってきて、テーブルはすし詰め状態。
乾杯をし、テーブルごとに病気のことも含めて自己紹介をする。普段、相手に伝える必要がない場合は常に隠していることを、包み隠さず伝えられることに不思議な感覚を抱いた。なんて言うんだろう。強いて言えば「許されている」感じ。
それぞれ詳細は違えど、病気と戦ったり付き合ったり乗り越えたりという共通点がある。
それぞれの話に耳を傾け、自分の話を聞いてもらう。
普段あまり意識していないけど、相手や自分の心に波風を立てないように、その話題については心に蓋をして、力を入れて気を張っていたことに気づかされる。
もちろん参加者の経験談やアドバイスなど知識的に得られてよかったという内容もたくさんあったが、病気に関係ない話やくだらない話で笑い合えていることに、心が洗われたような気がした。
自分も含めて、それぞれ大変な思いを抱えながら、必死に日常を生きている。人生と向き合っている。
病気で苦しんでいた時も、復職に向けた不安定な今も、1人で戦っているような感覚が強かったけど、
「1人で戦っているわけじゃないんだ。」
と勇気づけられた。
どんな敵だって、1人じゃないって思ったら攻略できる気がする。
楽しくてちょっと飲み過ぎたかな。
家に帰ると24時。
ほんとに心が軽くなった。