1.5 涙サプライズ
職場に届いている年賀状の返事を、松の内に届けるべく、職場へ。
貴重な休日に職場に出かけるなんて、ナンセンスだと思いながら、それでも、年賀状を書くという労力への報いるために、重い腰を上げ、バスを乗り継ぎ、職場へ。
時は夕刻。
敷地の鍵を開け、いつも通り正面玄関の鍵を開けて中に入る。
そして、いつものように警備会社通報システムを解除するための電子錠を手にしようとする。
しかし、ない。
いつも置かれているはずの場所に電子錠は見当たらなかった。
そんなはずは、、、
今までこの場所以外に電子錠が置かれていた場所はあっただろうか
いや、ない。
どのかこの場所以外に電子錠が置かれそうなところはあるだろうか。
しばらく探すが、
見つからず。
結局、年賀状を確認できないまま、先ほど開けた玄関と門から、何もせずに帰路につく。
正に、無駄足である。